会社員でも2億円は稼げる~DUKE。さんインタビュー【後編】

  • リアル投資家列伝・ 会社員投資家でも株で効率よく稼ぐルール / DUKE。

新高値をつけた銘柄からビッグチェンジを探していくDUKE。さんの「新高値ブレイク投資術」。大きな値上がりが期待できる一方、勝率は低め。だからこそ必要な投資資金の管理方法について教えてもらいました。なぜDUKE。さんはこんなに情報を公開してくれるのか、その意外な理由も!
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このチェンジ、ビッグorスモール?

ビッグチェンジを起こしながら新高値をつける銘柄に投資するやり方、とても魅力的だけど、真似をするためにもう少しコツを聞いておこう。

「私の知り合いで何をやっても勝てない投資家がいました。その人が『DUKE。さんのやり方を真似したら勝てるようになりました!』と。ところが、その人は新高値だけを見て、その背景までは見ていなかったんです。いやいや、ちゃんと見ましょうよ、と(笑)」

確認しないといけないのは、ビッグチェンジがあったかどうか。ただ、初心者にはチェンジのインパクトがビッグなのか、スモールなのか、見分けるのが難しいかも。

「私の感覚でいうと『3年で利益が最低2倍』になるのがビッグチェンジ。ざっくりいえば年30%を3回繰り返すと2倍になります。それを実現できるだけのチェンジかどうか、ですね。今まで年10%成長だったのが突然素晴らしい製品や技術を開発して年30%、50%になったりすると市場もびっくりしますよね。そのときは新高値といっても上昇の初動に過ぎない可能性が高いですから、新高値で買ってもすごく効率のいい投資ができる」

どのくらい利益が伸びそうかは、決算書などを仔細に読みこんでいく必要がある。そこは経験を積んでいこう。

絶対のルールは「撤退のルール」

「ただ投資なので『確実に勝つ銘柄』なんてありません。私の本のタイトルでも『1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術』と謳っているように、勝率は決して高くありません。私の場合で3割くらい。7割は負けか、買値で撤退することになります。損切りは日常茶飯事だし、高値を買っていくやり方なので、損切りが遅れたりすると損が大きくなってしまうこともあります」

新高値をつけたし、ビッグチェンジがあったから絶対上がる! なんて思い込みは禁物。どこで損切りするか、事前に決めておかないと大ヤケドするかも。

「新高値を更新する前の保ち合い水準に戻ってしまったら売却、買値よりも10%下がったら損切りといったように、どこで撤退するかルールを決めておくことが必要だし、うまくいったら買い増して株数を増やしていく。そのためには、あらかじめ資金管理のルールを考えておく必要がありますよね」

手持ちの資金を一度に1銘柄へ全部投入するのは資金管理の考え方がゼロ。「どうなったらどれだけ買い増すか、いつ損切りするか」をあらかじめ想定しておこう。

「私は一度に取引するのは最大5銘柄までと決めています。資金が100あったとしたら、1銘柄につぎ込むのは20だけ。また、買いたいと思った銘柄も一度に20を投入するのではなく、5分の1ずつ、最大5回にわけて買っていきます」

資金が心もとない人も「とりあえず」

500万円、1000万円と潤沢な資金があればいいけど数十万円、100万円程度の資金から始めようという人だと、DUKE。さんのようなやり方、難しいかも。

「大切なのは資金管理の意識を持つこと。いくらでもいいっちゃいいんです(笑)」

「たとえば100万円なら――」とDUKE。さんは提案してくれた。

「100万円だと5銘柄ではなく2銘柄にして、1銘柄50万円。買うときは10万円ずつ分けて買っていけばいいですよね。10万円で買えない銘柄だったら買う回数を3回に減らしてもいいんです。充分な分散ができなくても、『とりあえず』やってみる。実践することで学べることって、やっぱり多いですから」

最初にDUKE。さんが話していたのは、愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ、しかし我々はみんな愚者である、ということ。「とりあえず」でいいから小さな金額でやってみて、成功したり失敗したりしながら学んでいくのが結局近道なのかも。

「証券会社やYahoo!ファイナンスでは、その日に新高値をつけた銘柄の一覧を見ることができます。仕事から帰ったら新高値ランキングをチェックし、チャートを見て、過去1、2年もみ合っていた価格帯から抜けてきているような銘柄があったらビッグチェンジがないか、会社四季報やホームページで深掘りしていく――会社員時代に私が行なっていたやり方です。これから株を始める人にもぜひ、やってみてほしいですね」

「1万人から惜しまれて死にたい」

自分のやり方を惜しみなく教えてくれたDUKE。さん。そんなに親切にしていたらライバルが増えてしまうけど、いいのだろうか?

「経済的な意味では自分と家族がそれなりに困らないレベルは達成できました。次は周囲の人をサポートするステージなのかなと思っています。それに――7年前かな、母親が亡くなったとき、あ、これだ! と思ったことがあるんです」

母親は日本舞踊の先生、葬式には多くのお弟子さんが参列してくれたという。

「葬儀会場があふれるくらいでした。母親は多くの人に評価され、惜しまれながら亡くなったんだなと実感しました。自分も多くの人に惜しまれながら死にたいなと、そのためにどうしたらいいかと考えながら生きていくのが、これからのステージだと考えているんです」

DUKE。さんのおかげで儲かりました! なんて人であふれることになれば、きっとDUKE。さんの本望だろう。

カエル先生の一言

DUKE。さんのインタビュー記事を読んで「新高値ブレイク投資術」に挑戦したくなった人は、さっそく口座開設してみるといいかも。