グラドル兼投資家・杉原杏璃が「最近恋した銘柄」と「現在悩んでいること」

大江:投資家タレントとしてご活躍の杉原さんに「杉原杏璃の『わたしの投資家人生』」というタイトルで、45分ほどお話を伺います。藤野さんのようなファンドマネージャーの話、そしてプロの投資家の皆さんのお話も、皆さんにとって非常に参考になると思います。しかし投資のプロではない素人で、なおかつ成功している方のお話を聞くのも勉強になるのではないかと、楽しみにして来ました。

杉原:ほんとですか。完全な独学なので、ちょっとお恥ずかしいです。

大江:いやいや。株式は誰かに習ったからうまくいくというものでもありません。早速ですが、杉原さんが投資を始められたのが12年前ですか。

杉原:そうですね。23歳のときです。

大江:どういうきっかけで投資を始めてみようと思われたんですか。

杉原:私は地元が広島で、19歳のときに上京しました。アイドルとして大人の方々と仕事をしていましたが、食事の席にいるときに経済や政治の話になったときに「アイドルにはこの話、わからないよね」みたいな感じで、蚊帳の外にされたことがあって……。

大江:それ、悔しいですよね。

杉原:すごく悔しくて。23歳の小娘だから知識がないという風に見られるのだな、と。それで何か大人の方々と共通点を持ってお話ができるものができればというので始めました。

大江:12年前、つまり2005年といえば、ちょうど小泉郵政解散のあった頃で、株価が非常に好調なときでしたよね。

杉原:そうなんですよ。始めたのがとてもいい時期で、株の中でいい経験をしたのが、今続けられているポイントでもあります。

大江:なるほどね。その後、いろいろ厳しいことがありましたよね。

杉原:そうですね。リーマン・ショックも経験しましたが、長く続けていたので回避する術も身についていました。ですから、ダメな時期があっても諦めなくて良かったなと、今になって思います。

大江:始めてから今日に至るまでいろいろなことを経験されてきたと思いますが、記憶に残っていることや、印象に残っていることはありますか。

杉原:基本的にはネットで一般の方がコメントしていることを拾って「あっ、いついつに何か発表があるんだ」とか、「ニュースが来るんだ」という、”なんとなく”の気配を感じて買うことが多いんです。でも知識がないときって飛びつきやすくて……気配だけで買っちゃって、紙切れになってしまった、上場廃止になってしまった企業がありましたね。

大江:そういうのもあったんですか。

杉原:はい。大きい企業だからまさか上場廃止にはならないだろう、なんて信用しちゃって。

大江:なんとなく、どこかわかりますけどね(笑)。情報源としては、ネットをよくご覧になるんですか。

杉原:多いですね。私は本当に知識がないので、基本的には自分の好きなジャンルのものしか買わないです。たとえばゲームが大好きなので、ゲーム関連の企業など、新興系の銘柄にチャレンジすることが多いです。

大江:先ほどの藤野さんのお話にもありましたが、自分の好きな分野に投資をするのはいいことですよね。

杉原:関心が持てない銘柄だと、よく調べないで乗っかってしまうこともありますよね。

大江:自分の好きな銘柄や関心のある分野に投資してみて、うまくいくことが多いですか。

杉原:そうですね。ゲーム関連だと、隅々までわりとわかるので、ライバルの企業もちゃんとチェックします。でも、それゆえに銘柄に「恋」をしてしまうことが多くて。

大江:「銘柄に恋」をする? おおっ。

杉原:ファンになってしまって、手放す時期なのに手放せなくなってしまうことも多くて。そのへんの見切りがすごく不得意なんです。

大江:好きな分野に投資をすれば、ライバル会社の内容もチェックもするというお話でしたが、逆に「これは失敗したな」というエピソードはありますか。

杉原:同じくゲーム銘柄ですが、「大きなゲームがスタートしますよ」となると、注目が集まり、スタートしてからも株価が伸びるんですね。ゲームの人気ランキングがどんどん上がっていくものだから、「もうちょっと、もうちょっと……」と思っているうちに急降下してしまい、塩漬けということがよくあって。

大江:なるほど。そういうの、けっこう多かったですか。

杉原:多いですね。「株価はいつか自分の買った位置には戻るだろう」と思って待つタイプなので、基本的にデイトレの銘柄以外は損切りをしないスタンスなんです。ところがそうすると5年とか待つものも出てきて、効率がすごく悪いように感じていて。

大江:「塩漬けはすべてを奪う」という言い方もありますが、ついつい売り時を逃してしまって、長期に持つことになってしまうということですね。

杉原:損切りのノウハウやテクニックがあればできるかもしれませんが、下手に損切りしてもうまくいかない気がして。また、私は投資が本業ではないのでそこまで時間を割くことができなくて。