第1回 婚約中で同棲中。貯金ゼロ彼氏は今後どうするべき?/27歳卓朗さん(仮名)

  • となりの夫婦の秘密をのぞき見!金と投資と男と女 / FROGGY 編集部

みなさんは、大切な人とまじめにお金の話をしていますか?

「今日のデート代、払ってくれるかな?」
「え、割り勘?」
「うわー、7:3で多めに出すことで体裁保ってきたよ……」

「おいおい、おごられ待ちかよ。財布くらい出せよ」
「またブランドのカバン買わされるわー」

このような感情を、だいたいの男女が味わっているはず。
男と女は、ロマンチックなことだけではありません。
しかし! だからと言って、お金の話は決して男女のタブー話ではないのです。

大切な人と、もっとまじめにお金の話してみませんか?
実はお金ってけっこうロマンチックなのかも!?

こんにちは。
私、とある女性WEB媒体でマーケティングを担当しているチーフです。

いつものようにつぼ八で飲んでいたところ、FROGGY編集部から突然電話がかかってきました。

「普通のカップルや夫婦って、お金の話ってしているんですかね?結婚したらお財布は一緒にするのかとか、金銭感覚の差でもめたりしないのかとか気になってきて…。
チーフお願い!いつもみたいに根掘り葉掘り聞いてきてください!」

なにそれ、めっちゃ面白そう。やるに決まってる。

ということで、今日から連載始めます!

今日のゲスト
田中卓朗さん(27歳/仮名)
チーフと同じ会社の営業マン。今年の初め、付き合って2年になる彼女へのプロポーズを成功させ現在婚約中。

超かわいい彼女と婚約中。

チーフ

おい田中、今日はよろしくな。

田中さん

もう、なんで僕なんですか……。

チーフ

だってあんた、風の噂だと婚約したんでしょう?

田中さん

はい……。彼女、仕事の昼休憩に抜けて来てくれるんで、もう少し待ってください。
それよりも……、え、このカエル……なんですか?

先生

……………。

チーフ

はあ? カエル先生だろーが! 化け物のように言うんじゃない。
カエル先生は、あんたや彼女のたるんだ金銭感覚を正してくれる、ありがたーいお方なんだよ。

田中さん

あーーーーー、もう、本当いやだあああああああああああ。なにが楽しくて先輩やら同僚の前で彼女さらして、その上お金の話なんて。

ガチャ

彼女 すみません! 遅くなりましたあ!

チーフ

えええええええ!!!! 田中のくせに!!!!!!!!!!!!

田中さん

どういうことですか!

チーフ

ねえねえねえねえ、超かわいくない?
彼女さん木村文乃に似てるって言われるでしょう?

田中さん

あ……、実はたまに言われます。

チーフ

だよね!! あと、えと、えっと……あのカーリング日本代表のセンター的なあの人!

田中さん

藤沢五月さん?

彼女 あ、その人もたまに言われますが、木村文乃さんのほうがよく言われますね。

チーフ

そだねーーーー(怒)。

田中さん

のっけからムカつくのやめてもらっていいですか。

チーフ

じゃ、気を取り直して。まず田中のターンいってみよう。

付き合ってすぐに同棲スタート。結婚しようと思った決め手は?

チーフ

ふう。それよりお前、よくやった!
あんなかわいい子どこでみつけたの。

田中さん

前職の同期なんです。彼女は今、人事部にいるんですけど。昔同じ営業部で、彼女が成績トップでした。

チーフ

美人で仕事もできるのね。え、あんた前の彼女も前職の子じゃなかったっけ?

田中さん

………………。

チーフ

いまは会社で全然モテてないのに、前職ではブイブイ言わせてたのね。付き合って何年?

田中さん

2年です。付き合ってすぐに同棲始めたんですよ。

チーフ

なんで、すぐ同棲?

田中さん

完全にタイミングが一致したんです。僕が以前住んでいたマンションが更新のタイミングで。彼女は木場の実家からちょうど出ようとしてて。

チーフ

木場が実家なのね! 私、西葛西だからご近所。

田中さん

それで、お金も浮くし一緒に住もうか、ってなって。今に至るって感じっす。

2人の生活費、どう分担してる?

チーフ

家賃とか光熱費とかどうしてるの。そもそもお財布は別なの? 家計の内訳を教えなさい。

田中さん

完全に別です。家賃は11万円なんですけど、僕が6万円、彼女が5万円。
光熱費や食費などの生活費は、僕と彼女それぞれ2万円ずつ入れてます。

チーフ

もうすぐ結婚するのに、お財布別なのね。私は同棲してた時から旦那まかせ。
カエル先生、これどうなんでしょう?

先生

ひとまずはこれで大丈夫です。ただし今後、子供をどうするか、家買うか買わないかなど、夫婦として大きな決断をする際に見直したほうがいいかもしれませんね。
収支が別の夫婦で一番怖いのは、貯蓄をお互いが把握してない状態。
ふたりの貯金を50万円単位くらいざっくりでも、認識しあっていることが大切です。
フタを開けたら相手の貯金が思ってたより少ない、という事態は避けましょうね。

田中さん

カエルが、しゃべった……。

先生

あと、彼の口座と彼女の口座は物理的に分かれていたとしても、お互いの状況を把握できる家計簿連携アプリなんかもありますので、それもおすすめですよ。

チーフ

先生ありがとうございます。
私は金銭感覚も管理能力も、お母さんのお腹の中に忘れてきたから、ぜーーんぶ旦那まかせ。毎日、旦那が私のお財布に2000円補充してくれるの。予定のない平日の財布には、2000円必ず入ってる。めっちゃ楽だよ。お金のこと、なんにも心配しない生活。

先生

旦那さんが本当に、ちゃんと管理していたとしたら楽ですね。

チーフ

え……?(冷汗)

彼女に言えていない、彼の秘密とは。

チーフ

それはそうと、田中は彼女の貯金額、把握してるの?

田中さん

彼女は実家暮らし時代に結構貯めてるっぽいです。いくらかはわかりません。
僕の貯金額も彼女は知らないですね。聞いてもこないです。

チーフ

じゃあ今夜にでも話し合いなさい。

田中さん

……。実は、ここだけの話なんですけど……。

チーフ

うん、なに? もちろん、ここだけの話にしておくよ。

田中さん

僕、話し合うもなにも、貯金してないんですよ。彼女もうっすら気づいてると思います。

チーフ

え!? あんた、貯金ないのに結婚するの!?!?
ちゃんと給料もらってる!?

田中さん

はい、普通のサラリーマンくらいはもらってると思うんですけどね……。

チーフ

うん、500万円はもらってるだろ? おまえ。どこいったんだよ、そのお金は。

田中さん

浪費癖とかないし、無駄使いもしてないつもりなのに、口座にあるお金はなんか使い切っちゃうんですよね。だから今、必死に貯めようと思ってるんです。

先生

貯金用に新たに口座を作ったりしなくても、すぐに貯められる方法があります。生活費を入れている彼女との共通の口座に、貯金用のお金も上乗せして、多めに入れてみるのはどうでしょう?

チーフ

それ今すぐやって。

田中さん

あればある分だけ使っちゃうタイプなので、カエル先生の言うように、生活費の口座に余分に入れようかな。

チーフ

その共通の口座の管理、誰がやってるの?

田中さん

僕ですね。

チーフ

おい、自分で管理してたら、絶対使っちゃうじゃん。

田中さん

いや、彼女と共同の口座なんで、さすがに勝手に使わないですよ。
それに管理とか、結構そういうの苦じゃないんで。月末の日曜日に、彼女からレシートとか回収して計算してます。

チーフ

えー。もうめっちゃめんどくさそう。

田中さん

いや、日曜劇場みながらちゃちゃっとやってますよ。

チーフ

日曜の夜にレシート握り締めて日曜劇場みてるような男って……。

田中さん

別にいいじゃないですか!

チーフ

実際、今は婚約中じゃん。いつ入籍するわけ?

田中さん

2月です。

チーフ

あ、もうしたんだ?

田中さん

いや、2019年の2月です。

チーフ

おっそ。

田中さん

はい、そこはもう、完全にビビりました。

チーフ

でもさ、あと1年弱あるじゃない? ほら、その期間で貯めれば? ボーナスとかも使わずに。

田中さん

実はこれも、彼女に内緒にしてるんですけど……。

チーフ

うんうん、そういう秘密、もっとちょうだい。
もちろん、私はそういうヒミツは絶対守る人間だよ。で、なに?

田中さん

僕実は、半年くらい前から、手取り月給の10%を貯めてるんです。

チーフ

どこに?

田中さん

タンスに。

チーフ

はあ? うそでしょう!?!? バカボンの世界観かよ。

先生

ちょっと待ってください。それは、バカです。

田中さん

え、カエルにバカって言われた……。
僕言ったじゃないですか、あったら使っちゃうって。だから、あわよくばそのお金の置き場所も忘れてしまいたいくらいなんですよ。例えとかじゃなく、本当に、タンスに封筒入れてます。

先生

海外の金融機関では、最低預入額を下回ると管理手数料がかかることがありますが、日本の金融機関は通常、無料で安全に資産を預け入れさせてくれます(2018年4月現在)。無料の安心サービスを利用せず、タンスに現ナマを置いておくなんて、危ないし非常にもったいないですよ。

田中さん

そ、そうですよねえ……。

先生

しかも、毎月コツコツと貯蓄額が貯まっていく様子を口座に記録することで、これから先、住宅ローンを組むことになった時に、信用力が高まることもあります。一気に大金を預けるよりも、毎月積み上げていく方が、一般的に金融機関は好印象にとらえるんです。

田中さん

時を戻したい! あと半年早く、それを知りたかったああ!!

チーフ

ほら、じゃあさ、この際投資とかも始めちゃいなよ。これ、お金の連載だし。

先生

貯金以外に資産を分散しておくのは大事です。
ですが田中さんは現状、貯蓄がほとんどない状態ですから、本格的に運用を始めるのはもう少し先がいいですね。

田中さん

先生、ありがとうございます。結婚前に聞けてよかったです。これから、彼女や家族を守っていかなきゃいけないのに貯金もないって情けないですよね。彼女はちゃんと貯金してるし、僕にはもったいない人です、本当……。
彼女は子供も2人欲しいって言ってるんで、一家の大黒柱として、支えていかなきゃっすね。

先生

そだねーーーーー。

カエルがボケた!!!

先生

ちなみにこれは彼女に詳しくお話しますが、子供を1人育てるとき、全て公立の学校に行ったとしても約700万円かかります。2人なら最低1400万円かかりますね。
では今日はここまで。

じゃあ次は彼女だ!!! みなさん、木村文乃似の彼女がいよいよ登場だよ。おたのしみに~。

<のぞき見メモ>
1 財布は夫婦別でも問題なし。しかし、お互いの貯蓄を把握してないのはNG。ざっくり50万円単位くらいでも認識しておこう。
2 ある分だけお金を使ってしまうという人は、口座を分けて貯金しよう。
3 タンス貯金は言語道断。毎月コツコツと貯蓄額が増える様子を口座に記録することで、住宅ローンを組むことになった時、信用力が高まることもある。
4 貯金以外に資産を分散するのは大事。でも、貯蓄がない人はまずは貯めることが始めよう。
5 子供を1人育てるときにかかるお金は約700万円(全て公立の学校に行った場合)。